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日本植物誌~コウヨウザン

日本植物誌~コウヨウザン

画像の説明
コウヨウザン(広葉杉、檆、学名:Cunninghamia lanceolata)は、中国南部原産のヒノキ科(またはスギ科)コウヨウザン属の常緑針葉樹です。大きいものでは樹高30m以上、直径1m以上に成長します。日本には江戸時代後期に渡来し、寺院などに植栽されました。原産地の中国では「杉」と言えばこの広葉杉(コウヨウザン)のことを指します。現在でも中国においては日本の杉の仲間を「柳杉」と呼び、杉(コウヨウザン)と分けて呼ばれます。世界的にはコウヨウザン、ラクウショウ、セコイアなどの広葉型の杉が主流であり狭葉型のものは少数です。ヨーロッパではウィリアム・カーが1804年にキュー植物園に導入したのが最初です。シーボルトは覚書でこのコウヨウザンが瞬く間に大陸に広がり、今ではヨーロッパの温暖な気候の国でかなり頻繁に見かけるようになっていると記しています。

植物画:コウヨウザンⅠ コウヨウザンⅡ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~コウヨウザン

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