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日本植物誌~サカキ

日本植物誌~サカキ

画像の説明
サカキ(榊、Cleyera japonica)は、モッコク科サカキ属の常緑小高木です。神棚や祭壇に供えたり、神事に欠かせない植物です。シーボルトも覚書で、社寺周辺や民家には必ずといっていいほどある神聖な木と書いています。またとりわけ仏教徒はこの木を尊ぶともあります。サカキというと今日では神道の神事に用いる植物と言う印象があり、この記述には違和感を覚えますが、当時は神仏習合であったことを考慮する必要があるようです。サカキ属十数種あり、日本では本州の茨城県、石川県以西、四国、九州に分布します。国外では済州島、台湾、中国から知られています。ヒマラヤと中国南部には、別亜種が知られています。サカキ属はツュンベルクにより日本のサカキにもとづいて設立され、学名は、植物学者で出島オランダ商館長を務め、サカキをヨーロッパに紹介したアンドレアス・クレイエルにちなんで名づけられました。

植物画:サカキ 京都大学電子図書館 
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~サカキ

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