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日本植物誌~サンシュユ

日本植物誌~サンシュユ

画像の説明
サンシュユ(山茱萸、学名:Cornus officinalis Sieb. et Zucc.)は、ミズキ目ミズキ科の落葉小高木です。サンシュユは中国及び朝鮮半島原産で江戸時代中期に朝鮮経由で漢種の種子が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになりました。日本では観賞用として庭木などにも利用されています。花は3月頃に葉に先だって咲きます。果実は5月に鮮やかな紅色に熟します。シーボルトとツッカリーニは、サンシュユを西アジアからヨーロッパに分布するセイヨウサンシュユとは別の植物であると断定するのに苦労した様がその覚書に綴られています。一部を引用します「サンシュユもセイヨウサンシュユもともに黄色の花をもち、鮮紅色の果実を結ぶ。しかし、サンシュユの葉はふつう5~7対の側脈をもち、裏面に伏毛が密生し、脈腋には褐色の立毛が密生するが、セイヨウサンシュユでは側脈は3~5対で、伏毛はあるものの脈腋に褐色の立毛はない」

植物画:サンシュユ 京都大学電子図書館
参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~サンシュユ

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