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日本植物誌~レンギョウ

日本植物誌~レンギョウ

レンギョウ

レンギョウ(連翹)とは、広義にはモクセイ科レンギョウ属(学名: Forsythia)の総称(それらから品種改良で作られた園芸品種をも含める)です。狭義には、レンギョウ属の種の一つ、学名 Forsythia suspensa の和名を指します。中国原産で日本へは天和年間初期の1681年から83年に渡来しました。シーボルトは覚書で「このきれいな低木はどこの庭でも栽培されているが、日本においては真に野性的な状態ではごくまれにしかみられない。このことからしてシナから持ち込まれたものと思われる。」と記している。また、シーボルトは「この美しい植物をオランダに持ち込むことができたのは、フェルケルク・ピストリウスのおかげで、彼は1833年に、他のいくつかの植物とともにこれを日本から持ち帰る事に成功した」と書いています。このレンギョウの図は「慶賀写真草」にも同じ構図で描かれています。おおきく撓ませて描いた枝の図が印象的です。

植物画:レンギョウ 京都電子図書館

国立国会図書館 慶賀写真草 レンギョウ

参考資料:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~レンギョウ

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