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今日の歳時花~座禅草

今日の歳時花~座禅草

画像の説明
ザゼンソウ(座禅草、学名:Symplocarpus foetidus (L.) Salisb. ex W.P.C. Barton)は、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草です。北海道や本州中部以北の山地や湿地に自生します。花の形はミズバショウに似て、仏像の光背のような紫褐色のラッパ状の大きな苞(仏焔苞)が僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされます。また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ばれます。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり、周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出します。その際放つ特有の腐敗臭により、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げています。しかし人間にとっては悪臭なため、アメリカでは「スカンクキャベツ」と呼ばれています。その独特な形が面白い季語の花です。

参考資料:美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ザゼンソウ

藤木 倶子 1931(昭和6)年7月21日-俳人。昭和52年、作句開始。青森県俳壇の重鎮であった村上しゅらに資質を見出され、翌年しゅらが発行人を務める「北鈴」と小林康治主宰の「泉」に入会。その後、康治の「林」創刊に従い入会。康治の死後、平成5年「たかんな」を創刊、主宰し現在にいたる。韻律正しく、風土を叙情豊かに詠む俳人として評価が高い。

出典:青森県近代文学館 藤木 倶子

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