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今日の歳時花~菫

今日の歳時花~菫

スミレ

スミレ(菫)は、スミレ科スミレ属の植物の総称です。菫科の植物は日本に約80種自生し、変種なども含めると200種類以上にもなりますが、植物学的にはViola mandshurica という種の和名ですが、俳句では一種の総称として使われます。菫は日の当たる野や丘や畑に自生し、3月から5月に開花します。花色は濃紫色、淡紫色、黄色、白色など種類も多く、うつむき加減に咲く姿はつつましやかで、昔から多くの人に親しまれてきました。菫の名前の由来は、横からみた花の形が大工道具の「墨入れ」に似ていることが由来という説を牧野博士唱えましたが、定説とは言えないそうです。万葉の頃から詠われている花で、俳句でも芭蕉の「山路来て何やらゆかしすみれ草」蕪村の「骨拾ふ人にしたしき菫かな」など代表的な春の句材のひとつです。野の可憐な花で、目立ちませんが、心にしみてくる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~スミレ

渡辺 水巴(わたなべ すいは、1882年(明治15年)6月16日 - 1946年(昭和21年)8月13日)は日本の俳人。本名は渡辺義(よし)。父は近代画家の渡辺省亭。高浜虚子の提唱する「花鳥諷詠」を踏襲する一方で、生粋の江戸っ子気質による洒落や遊びを織り交ぜた唯美的で雅やかな句が特徴。

出典:wikipedia~渡辺 水巴

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