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今日の歳時花~榛の花

今日の歳時花~榛の花

榛の花

ハンノキ(榛の木。学名:Alnus japonica)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木です。日本、朝鮮半島、ウスリー、満州に分布します。日本では全国の山野の低地や湿地、沼に自生します。樹高は15~20m、直径60cmほどになります。湿原のような過湿地において森林を形成する数少ない樹木です。花期は冬の12-2月頃で、葉に先だって雄花、雌花が咲きます。雄花は茶褐色、長さ4cm~7cmの尾状の花穂が枝先に2~3個つきます。雌花は紅紫色の楕円形で、雄花と同じ小枝の下につきます。古名をはりのきといい、それが転訛してはんのきとなったと言います。赤楊、あるいは榛の漢字をあてるのは正しくないとされています。水田の畦に植えて稲架木(はさぎ)に利用される木で、この花が咲く頃から農事が忙しくなる事から、農家に農事暦のように思われる花です。また良質の木炭の材料となるために、以前にはさかんに伐採されました。決して目立ちませんが、前年の秋に出来た蕾が越冬し、枝先にぶらさがって早春の風に吹かれ揺れる様に強い生命の息吹を感じる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ハンノキ

飯田 龍太(いいだ りゅうた、1920年(大正9年)7月10日 - 2007年(平成19年)2月25日)は日本の俳人、随筆家、評論家。戦後における俳壇で新鋭的な俳人として一躍注目を集める。俳人・飯田蛇笏(武治)の四男。

出典:wikipedia~飯田 龍太

写真掲載ページ:とんび岩通信 花便り ハンノキ

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