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今日の歳時花~木守柿

今日の歳時花~木守柿

木守柿

カキノキ(柿の木)は、カキノキ科の1種の落葉樹です。東アジアの固有種で、特に長江流域に自生しています。たわわに実った柿がすべて収穫されたあと、たったひとつ枝に残された柿。これは「木守柿」と呼ばれ、小鳥たちへのおすそ分けとしてとってあるとも、翌年の豊かに実るようにとの祈りをこめて残されているとも言われています。この「木守」には次のようなエピソードがあります。後に利休七種茶碗あるいは長次郎七種と呼ばれる楽焼の創始者・長次郎作の茶碗のうち、千利休が名作と見立てたと伝えられる七種の茶碗の中から、お弟子さんたちに好きなものを選び取らせたとき、一つだけ 残った茶碗がありました。利休はそれを、木守柿のように一つだけ残ったという意味で、「木守」と名づけたといわれています。冬空に浮かぶ、枯れ枝に残った柿の実ひとつに、心動かされる季語の果実です。

参考資料:美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~カキノキ

宇多 喜代子(うだ きよこ、1935年(昭和10年)10月15日 - )は俳人。山口県徳山市(現:周南市)生まれ。武庫川学院女子大学生活化学科卒。1953年、石井露月門下の遠山麦浪を知り俳句をはじめる。

出典:wikipedia~宇多 喜代子

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