今日の歳時花～銀杏黄葉
2014.11.01
カテゴリ：花の歳時記
今日の歳時花～銀杏黄葉
イチョウ（銀杏、公孫樹、鴨脚樹、学名：Ginkgo biloba）は、裸子植物の1種です。裸子植物門イチョウ綱の中で唯一の現存している種であり、そのため生きた化石と呼ばれています。人為的な移植により現在は世界中に分布しています。日本には仏教の伝来とともに渡来したそうです。中国では葉の形がアヒルの脚のような事から「鴨脚」と書き「イチャオ」と呼んだものが転訛して「イチョウ」となったと言われていますが、一枚葉なので「イチヨウ」と呼ぶとも言われています。秋になると黄緑色の葉が黄色に変わります。銀杏が色づく事を「銀杏黄葉」と言います。古来「もみじ」は「万葉集」でも「黄葉」と書かれ、特に美しい黄葉に木の名をつけて呼びました。各地で街路樹として植えられた銀杏は私たちの身近な存在です。黄金色に染まった銀杏並木の冬支度に季節の移ろいを見る季語の植物です。
参考資料：新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia～イチョウ
久保田 万太郎（くぼた まんたろう、1889年（明治22年）11月7日 - 1963年（昭和38年）5月6日）は、浅草生まれの大正から昭和にかけて活躍した俳人、小説家、劇作家。生粋の江戸っ子として伝統的な江戸言葉を駆使して下町情緒と古典落語を愛し、滅びゆく下町の人情を描いた。
