今日の歳時花～椿の実
2014.10.20
カテゴリ：花の歳時記
今日の歳時花～椿の実
ツバキ（椿、海柘榴）またはヤブツバキ（藪椿、学名: Camellia japonica）は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。照葉樹林の代表的な樹木です。冬から春にわたって咲いた花が散り夏になると緑色したピンポン玉ほどの丸い実をつけます。徐々に赤味を増し、秋に褐色に熟します。熟すと背が割れて、暗褐色の種が二、三個出てきます。この種をとって絞ったものが椿油です。伊豆大島や三宅島の特産品として有名です。あでやかな花で親しまれてきた椿ですが、観賞用や茶花として利用されるようになったのは奈良時代以降のこととか。古くは邪気を祓う不老長寿の霊木として信仰の対象だったそうです。色づく実に秋の深まりを感じる季語の植物です。
参考資料：平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia～ツバキ
勝又 一透 1907～1990年 俳人
