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今日の歳時花~栃の実

今日の歳時花~栃の実

歳時記

トチノキ(栃、橡、栃の木、学名:Aesculus turbinata)とは、トチノキ科(APG植物分類体系ではムクロジ科とする)トチノキ属の落葉広葉樹です。近縁種でヨーロッパ産のセイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum) が、フランス語名「マロニエ:marronnier」としてよく知られています。初夏に花をつけ、花後実を結び、秋になると黄褐色に熟します。丸い厚い殻が3つに裂けると、中から栗の実に似たつややかな赤褐色の種が出てきます。中の実は団栗同様、縄文時代から食用とされてきましたが、苦みが強いので灰汁抜きをして粉にしてから、栃餅や栃団子、栃の実煎餅などにして食されてきました。江戸中期の俳諧歳時記「滑稽雑談」に「土民採りて粉とし、餅とす。凶年これを食す」とあり山村の備荒食品だったことが分かります。近年では郷土食、土産物として親しまれています。丸々とした実が微笑ましい季語の植物です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~トチノミ

飯田 蛇笏(いいだ だこつ、1885年(明治18年)4月26日 - 1962年(昭和37年)10月3日)は、日本の俳人。本名、飯田武治(いいだ たけはる)。別号に山廬(さんろ)。

出典:wikipedia~飯田 蛇笏

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