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今日の歳時花~仏桑花

今日の歳時花~仏桑花

仏桑花

仏桑花はアオイ科の落葉低木です。ハイビスカスの名の方が一般的で、ハワイ州の州花として、レイに用いられることから広く知られています。和名の由来は、漢名の「扶桑」の読みから変化したと言われています。高さ1m~2mほどになり、深い緑色で光沢のある葉の付け根に大型の赤い花が開きます。花色は赤の他にピンク、朱色、クリームがあり、八重咲きもあります。萼は5裂、花びらは5枚、下のくっついたラッパ状で、多くの雄蕊の中から雌蕊が突出しているのが特徴です。一日花ですが、咲き継ぐので7月から9月まで長く続きます。中国南部原産で、日本へは琉球を経て渡来したので「琉球木槿」の名があります。沖縄南部では「アカバナー」と呼ばれ、墓地に植えられ、墓前や仏壇にも供える花です。葉の緑、花の赤が空の青と鮮明な対比が印象的な季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ハイビスカス

轡田 進(くつわだ すすみ1923-1999)。
1942年富安風生に師事し、若葉同人となる。1979年風生逝去後は、後継主宰清崎敏郎に師事。中村春逸、創刊主宰の春郊を主宰し、没後夫人の轡田幸子が三代目主宰を継ぐ。

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