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今日の歳時花~沙羅の花

今日の歳時花~沙羅の花

沙羅の木

沙羅の木は仏教の聖樹、沙羅双樹の木の似ている事からこの名がついた、ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木のことで、正しくはナツツバキと言います。原産地は日本から朝鮮半島南部にかけてで、日本では宮城県以西の本州、四国、九州に自生し、よく栽培もされています。樹高は10m程度になります。樹皮は赤褐色の膚で、古い皮がはげた部分には光沢があります。葉は楕円形で、長さ10cm程度でツバキのように肉厚の光沢のある葉ではなく、秋には落葉します。花期は6月~7月初旬で、葉の付け根に白い単弁五枚の花を上向きに咲かせます。雄蕊がかたまっていてツバキに似ていますが、縁の歯や全体のシワ、裏の毛などはツバキと違います。「平家物語」の冒頭の「沙羅双樹の花の色」は、この沙羅の木の事だと言われています。朝に開花し、夕方には落花する一日花であることに、常なき無常の様を感じる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ナツツバキ

長谷川 素逝(はせがわ そせい、1907年(明治40年)2月2日 - 1946年(昭和21年)10月10日)は、俳人。本名・直次郎。父が大阪砲兵工廠の技師であったため大阪府で生まれたが本籍は三重県津市。1915年父の退職により津に戻り、津中学校、京都市の第三高等学校を経て京都帝国大学を卒業。俳句を田中王城、鈴鹿野風呂に師事し、1929年野風呂主宰の「京鹿子」同人。また高濱虚子にも師事し、1930年「ホトトギス」初入選。

出典:wikipedia~長谷川 素逝

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