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今日の歳時花~睡蓮

今日の歳時花~睡蓮

スイレン

スイレンはスイレン科の多年草です。日本にはヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生します。日本全国の池や沼に広く分布しています。白い花を午後、未の刻(午後2時頃)ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われています。睡蓮はヒツジグサの漢名ですが、八重咲きの花が、蓮の形に似ていて、夕方には閉じるので、「睡る蓮」という名がつけらました。一般にスイレン属の水生植物の総称として用いられています。水位が安定している池や沼などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべます。葉は円形から広楕円形で円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入ります。葉の表面に強い撥水性はありません。多くの植物では気孔は葉の裏側にありますが、スイレンでは葉の表側に分布します。根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5-10cmほどの花をつけます。
日本のスイレンは温帯性のものですが、明治初期に熱帯性のスイレンも渡来しました。観賞用として栽培され、水鉢としても愛好されています。温帯性のものより、花が大きく、赤、淡紅、紫、黄色など花色も豊富で世界に40品種ほどあるそうです。フランスの画家、モネの代表作、「睡蓮」に描かれた、セーヌ川近くのジヴェルニーのスイレンは日本と同じ温帯性です。水面に漂うように咲き誇る姿が涼しげで可憐な季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~スイレン

成瀬 櫻桃子(なるせ おうとうし、1925年(大正14年)11月25日 - 2004年(平成16年)12月14日)は、俳人。本名・冨造。岐阜県岩村町に生まれる。旧制横浜高等工業学校(現・横浜国立大学工学部)卒。1940年より句作、水原秋櫻子の「馬酔木」、加藤楸邨の「寒雷」に投句。1946年「春燈」創刊に参加、久保田万太郎に師事。

出典:wikipedia~成瀬 櫻桃子

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