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今日の歳時花~馬鈴薯の花

今日の歳時花~馬鈴薯の花

ジャガイモ

ジャガイモ(馬鈴薯、英: potato、学名:Solanum tuberosum L.)は、ナス科ナス属の植物です。原産は南米アンデス山脈の高地といわれています。16世紀には、スペイン人によりヨーロッパにもたらされました。このとき運搬中の船内で芽が出たものを食べて、毒にあたった為「悪魔の植物」と呼ばれました。日本には、1600年ごろにオランダ船によりジャカルタ港より運ばれました。呼び名のジャガイモはジャカルタから伝わったイモの意、ジャガタライモがその由来と言われています。一方、漢字の馬鈴薯は根の薯が馬の鈴のように連なることからそう呼ばれたと言われますが、牧野富太郎博士によれば、「馬鈴薯」は中国は福建省中の一地方に産する一植物の名前で「松渓県志」(松渓県は福建省地方の地名)と題する本に「馬鈴薯ハ葉ハ樹ニ依テ生ズ、之レヲ堀リ取レバ形チニ小大アリテ略ボ鈴子ノ如シ、色ハ黒クシテ円ク、味ハ苦甘シ」とあり、その意は馬鈴薯なるものは一つの蔓草で樹木に攀じ登り、その根を掘ってみると根に大小があり、その形が鈴のように円く、そしてその色が黒くてその味は苦甘いものだというだけで、その葉の形状もその花の様子もいっさい不明であるにもかかわらず、ジャガイモを馬鈴薯といいはじめた徳川時代の本草学者である小野蘭山を非難していて、正しくは馬鈴薯はマメ科のホドイモのことではないかと推測しています。16世紀頃に日本に伝わった当時は、花の観賞用として栽培されたそうです。たしかにナスの花に似た、星形の花は可憐で可愛らしい季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
植物一日一題 牧野富太郎著
wikipedia~ジャガイモ

中村 汀女(なかむら ていじょ、1900年(明治33年)4月11日 - 1988年(昭和63年)9月20日)は、俳人。本名、破魔子(はまこ)。昭和期に活躍した代表的な女性俳人であり、 星野立子・橋本多佳子・三橋鷹女とともに4Tと呼ばれた。

出典:wikipedia~中村 汀女

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