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今日の歳時花~梔子の花

今日の歳時花~梔子の花

クチナシ

クチナシ(梔子、巵子、支子、学名: Gardenia jasminoides)は、アカネ科クチナシ属の常緑低木のことで、中部地方から四国、九州の山地や林に自生します。古くは日本書紀にその名が見られます。樹高1-3 mほどで、葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、時にやや倒卵形を帯び、長さ5-12 cm、表面に強いつやがあります。花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせます。花弁は基部が筒状で、先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色ですが、徐々に黄色に変わっていきます。花には強い芳香があり、学名の種名 jasminoides は「ジャスミンのような」という意味があります。10-11月ごろに赤黄色の果実をつけますが、果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴です。また、側面にははっきりした稜が突き出ます。和名の「くちなし」は実が熟しても口を開かないからという説と、「くちなわ=へび」しか食べない「なし=果実のなる木」、クチナワナシがクチナシに転訛したという説があります。果実にはサフランの色素と同じ成分である、カロチノイドの一種・クロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから着色料として用いられてきました。サツマイモやクリ、たくあん、繊維などを黄色に染めるほか、山梔子と呼ばれる生薬にも用いられます。馥郁たる香りという言葉がぴったりな季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~クチナシ

成瀬 櫻桃子(なるせ おうとうし、1925年(大正14年)11月25日 - 2004年(平成16年)12月14日)は、俳人。本名・冨造。岐阜県岩村町に生まれる。旧制横浜高等工業学校(現・横浜国立大学工学部)卒。1940年より句作、水原秋櫻子の「馬酔木」、加藤楸邨の「寒雷」に投句。1946年「春燈」創刊に参加、久保田万太郎に師事。1963年に万太郎が逝去、以後安住敦に師事する。

出典:wikipedia~成瀬 櫻桃子

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