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今日の歳時花~早苗

今日の歳時花~早苗

早苗

イネ(稲、稻、禾)は、イネ科イネ属の植物です。属名Oryza は古代ギリシア語由来のラテン語で「米」または「イネ」を意味します。種小名 sativa は「栽培されている」といった意味です。イネ科イネ属の植物には22種が知られていて、このうち20種が野生イネであり、アジア栽培イネ(アジアイネ、Oryza sativa)とアフリカ栽培イネ(アフリカイネ、グラベリマイネ、Oryza glaberrima)の2種が栽培稲です。収穫物は米と呼ばれ、トウモロコシやコムギとともに世界三大穀物の1つとなっています。日本で栽培されているのは、アジアイネの中でも耐冷性の高いジャポニカ種(日本型)で、その他耐冷性の低いインディカ種(インド型)があります。また、これらの交雑による中間的品種群が多数存在しています。この日本型ジャポニカ種は中国長江流域から縄文時代後期にあたる紀元前11世紀ころに伝来したと考えられています。本格的な栽培が始まるのは近畿地方では1世紀ごろ、関東地方では3世紀ごろ、本州北端では12世紀ごろ、北海道では明治時代以降です。日本では水田への直播ではなく、苗代で育て、田へ植え替えますが、この頃の稲の苗を早苗と呼びます。これは、苗代へ種を蒔いて1ヶ月半、葉が7,8枚になったときです。満々と水をたたえた水田にわたる風にそよぐ早苗は日本の原風景です。玉苗、若苗とも言い、みずみずしさへの賞美の心とともに早やさ、小ささへの思いが込められた季語の植物です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~イネ

高浜 虚子(たかはま きょし、1874年(明治7年)2月22日 - 1959年(昭和34年)4月8日)は明治・昭和期の俳人・小説家。本名・高濱 清(たかはま きよし)。

ホトトギスの理念となる「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱したことでも知られる。

出典:wikipedia~高浜 虚子

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