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今日の歳時花~百合

今日の歳時花~百合

ユリ

ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属(学名:Lilium)の多年草の総称です。属名の Lilium はラテン語でユリの意です。ユリは鱗茎から芽を出し、茎を伸ばした先に花を一つ、または複数つけます。花は初夏から秋にかけて咲きよく香ります。いろいろな種類があります。鉄砲百合、高砂百合、山百合、鬼百合、岩戸百合、鹿の子百合、姫百合、笹百合、車百合、黒百合などがあります。長崎は出島のオランダ商館医であった、シーボルトによって日本からヨーロッパへ持ち帰ち出された植物の中でも反響をよんだのがユリでした。なかでもカノコユリはその評価が高く、持ち出された球根が今はベルギーとなっているヘントの植物園で1832年に開花し、翌年に「ベルギー園芸」という雑誌に、「美しさではこれに優るユリはない」との注釈つきで、掲載されました。カノコユリの球根は200フランで販売されたそうです。また、シーボルトは鱗茎(球根)の効用にも注目しており、覚書の中で「球根を採って茹でたり焼いたりして食べる。こうした球根は栄養があり、でん粉質で甘く美味である。また、砂糖漬けにして、利尿や慢性の咳にこれを溶かして用いる。一般に栄養摂取の面からみたユリの効用はもっと注目されてしかるべきであろう」とあります。ヨーロッパの人々だけでなく、我が国の人々も古来からユリを愛してきました。奈良時代に編纂された「古事記」「日本書紀」にも記述がみられます。豪華さの中にも清純さを感じる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
シーボルト日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~ユリ

川端 茅舎(かわばた ぼうしゃ、1897年8月17日 - 1941年7月17日)は、東京都日本橋蛎殻町出身の日本の俳人、画家。日本画家である川端龍子とは異母兄弟。本名は川端信一(かわばた のぶかず)。別号、遊牧の民・俵屋春光。

高浜虚子に師事し、虚子に『花鳥諷詠真骨頂漢』とまで言わしめたホトトギス・写生派の俳人。仏教用語を駆使したり、凛然とし朗々たる独特な句風は、茅舎の句を『茅舎浄土』と呼ばしめる。

出典:wikipedia~川端 茅舎

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