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今日の歳時花~罌粟の花

今日の歳時花~罌粟の花

罌粟の花

ケシ(芥子、Opium poppy、罌粟、学名 Papaver somniferum)は、ケシ科ケシ属に属する一年草の植物で、原産地は地中海地方または東ヨーロッパとも言われています。中国を経て平安時代に渡来しました。「源氏物語」の葵の巻には、種子を焚いて衣に香を移す描写があり、室町時代には生け花などで観賞されていました。芥子という表記は、本来カラシナを指しますが、カラシナの種子とケシの種子が似ていることから室町時代中期に誤用され定着したものであるとされています。草丈は80cmから170cmにもなり、葉は元で茎を抱いていて、切れ込みがある。花は5月頃に茎の頂きに、紅、白、紫など、4弁で径10cmほどの1日花を咲かせます。果実は球形で罌粟坊主と呼ばれ晩夏の季語にもなっています。白色種の未熟果に傷をつけて汁を採り、かわかして阿片をとります。モルヒネの原料になるため、一般栽培は禁止されていますが、研究目的で栽培されている薬用植物園などで見ることができます。阿片が採れる植物であることが、鮮麗で美しい中にも儚さを感じさせる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipdeia~ケシ

松本 たかし(まつもと たかし、1906年(明治39年)1月5日 - 1956年(昭和31年)5月11日)は、日本の俳人。本名は孝と書く。東京市神田猿楽町(現・千代田区猿楽町)の出身。代々江戸幕府所属であった宝生流能役者の家に生まれる。父は能楽師の松本長(まつもと ながし)。同じく能楽師の松本惠雄(人間国宝)は弟。

錦華小学校卒業後、在宅で漢学や国文学を学びながら能の修行に励むも、14歳で肺尖カタルとなる。その後、病身のため能役者を断念。病床を見舞った父が残していった「ホトトギス」を読み俳句に興味を持つ。1922年(大正11年)、句作を始め、高浜虚子に師事。1929年(昭和4年)、「ホトトギス」の同人となる。1946年(昭和21年)、「笛」を創刊。虚子門下では、川端茅舎、中村草田男、芝不器男に並び称された。平明な言葉で、気品に富む美しい句を残した。

出典:wikipedia~松本 たかし

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