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今日の歳時花~林檎の花

今日の歳時花~林檎の花

リンゴ

リンゴ(林檎、学名:Malus pumila)は、バラ科リンゴ属の落葉高木樹で、現在私たちが食するリンゴは、西洋林檎で、原産地はカザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタンとされており、ヨーロッパやアジアルートで明治初期に渡来し、数々の品種改良を重ね。今日まで栽培されてきました。晩春、葉よりも先に枝の先や葉の付け根に紅い蕾が出て、花ひらくと白く見えます。花は5弁で内側が白く、紅色は褪色して紅暈になって残ります。リンゴのは西洋林檎の他に中国から平安末期に伝わった和林檎があります。どちらかというと実よりも花が珍重されていましたが、食用としても各地に広まっていきました。また仏前の供え物としても多用されていました。その後西洋林檎が伝わってくると西洋林檎の方が一般的になり、それまでのリンゴは和林檎として区別され、栽培もごく少数になりました。西洋林檎は明治4年に明治政府の命をうけた北海道開拓使次官の黒田清隆がアメリカから苗木を購入し、東京の青山官園に75種類の林檎を植えたのが林檎の栽培の始まりと言われています。この年から内務省勧業寮が林檎の苗木を全国各地に配布をおこなったことが、現在の産地のルーツとなっているそうです。暑さに弱いため、熱帯での栽培は難しいですが、亜寒帯、亜熱帯及び温帯で栽培可能です。日本では青森、長野、岩手、山形、福島など寒冷地での栽培が主なため、北国の春を告げる花のイメージが強いです。素朴ながら清楚な季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~リンゴ

野澤 節子(のざわ せつこ、1920年(大正9年)3月23日 - 1995年(平成7年)4月9日)は日本の俳人。神奈川県横浜市生まれ、父龍太郎、母こづゑの長女として生まれる。1932年(昭和7年)にフェリス和英女学校に入学するも、その翌年に脊椎カリエスを発病したため、中退。この病気は後の彼女の人生を大きく左右することとなる。病に臥した彼女は、哲学書を初めとした書物を濫読することになり、その中に俳句の出会いとなる松尾芭蕉の『芭蕉七部集』があった。その後、彼女が一生涯慕うことになる大野林火の『現代の俳句』に出会い、大きく人生を変えていった。師匠の大野林火は、彼女の俳風を「清純にて清冽」と讃えている。しかし、その裏側には闘病生活の間で培われた「生」に執着する姿があり、度々本人が「いのち」という言葉を使うほど、激情と強い意思に満ちたものであると評される。

wikipedia~野澤 節子

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