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今日の歳時花~柳絮

今日の歳時花~柳絮

柳絮

柳絮はヤナギの種子のことです。ヤナギには枝が立つ楊と、枝が枝垂れる柳がありますが、どちらも雌雄異株で早春、葉に先だって花が咲きます。黄緑色の小さい花が集まった尾状花序になり、柳絮と呼ばれる綿毛がついた種子を、風に乗って散布します。ヤナギの多い中国の晩春の風物詩で、雪のように空一面に漂う光景は多くの詩人に詠われています。なかでも多彩な詩を残した中唐の詩人、白居易(白楽天)は「柳色は烟の如く絮は雪の如し」と詠んでいます。また女性のすぐれた文才を称賛する「柳絮之才」という言葉もあります。春風にのってふわりふわりと飛ぶその姿を雪に見立てたり、女性の才を形容したりと、柳絮は、儚さの中にも聡明な雰囲気が感じられる季語の花です。

参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ヤナギ

福田 蓼汀(ふくだ りょうてい、1905年(明治38年)9月10日 - 1988年(昭和61年)1月18日)は日本の俳人、登山家。本名は福田幹雄(みきお)。東北帝国大学法文学部法科在学中に学友の勧めで高浜虚子門に入った。また、山口青邨の「夏草」にも所属し、1940年には「ホトトギス」同人、虚子が指導する「九羊会」の一員となった。この時に川端茅舎、松本たかし、中村草田男らと交流を深める。山岳俳句の第一人者として名高い。岡田日郎は蓼汀を「山岳と自然の純粋美を讃える作品」と単刀直入に評価した。また、蓼汀本人も季節感情と対象を具体的に把握しようとする写実精神を主張し、当時隆盛を極めた「社会性俳句」とは一線を画すというスタイルを貫いた。

出典:wikipedia~福田蓼汀

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