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2014年タイトル花

2014年タイトル花

12月のタイトル花

シクラメン

昔、年末はクリスマスの頃になると実家の玄関先にはシクラメンの花が飾られていました。シクラメンは開花期が長く、次々と花が咲き枯れていくため、母がこまめに枯れた花を取り除き、正月を迎えても美しく咲いていた記憶があります。まだ、あの大きなシクラメンは描いたことはありません。どうせ描くなら萼片が弁化しているチョット変わった花のものを描きたいと思っています。

この作品はいわゆるミニシクラメンとかガーデンシクラメンと言われる園芸品種で耐寒性があり、庭に地植えする事も可能です。ただ夏の暑さには弱いようで、我が家の庭植えのシクラメンもいつのまにか根瑰が溶けてなくなってしまいました。そうそう、根瑰と言えば....シクラメンがどうやって増えていくのかご存知でしょうか?これはシクラメンの名前にヒントが隠されています。シクラメンはサイクルやサイクロンの意味をもつ言葉です。花後、花弁が落ちてしまったのに花柄や萼がしっかり立ったままの花を見たことがありませんか?するとそれはやがて子房がふくらみ球体の実が出来ます。そして特に原種系のシクラメンは更にその実を中心に花柄が巻き取られてゆき、まるで軸の短いゼンマイの様になります。そうこれがサイクル!!シクラメンの名前の由来です。アンティークのボタニカル・アートにはよくこの根瑰と実を描いた作品があります。私もオーソドックスなボタニカル・アート作品として原種のシクラメンを描いてみたいと思います。

画:「シクラメン」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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11月のタイトル花

ミニパープル

このミニパープルを描いたのはずい分昔の事になります。当時図鑑で色々調べていると驚くような事がありました。
それは見る花見る花それぞれが大きく違う事でした。種名は同じなのに何故...?その時大変不思議に思いました。その数年後、当時所属していたランの団体の勉強会での事、育種家のところではたいした花ではないと判断されていた株が、栽培家の元でチャンピオンになったというお話を伺いました。見せて頂いた写真もまるでbefor&afterの様で「本当に同じ種?」と疑ってしまうほど異なる花型になっていました。ランの多様性と不思議に再び触れた瞬間でした。
審査の仕事をしていると、よく奇形を描いたり、立派すぎる植物や小さすぎる植物の絵を目にする事があります。原種系の植物であればまず図鑑で調べて平均的な個体を知る事が大切です。では園芸品種は....これはかなりハードルが上がります。図鑑で調べきれない時はこの植物の元になった原種を知り、生育場所に思いを馳せましょう。そうすれば自ずと描くべき事が見えてくるはずです。
ボタニカルアートはアートですが、「アート」の意味は「自分のやりたい様に描く」という意味ではありません。何故ならファインアートと違い、ボタニカルアートは「目的のある絵画」だからです。「花の肖像画」と言われる様に、その花、その種の姿を永遠にとどめる事こそが我々植物画家に与えられた使命なのです。

画:「ミニパープル」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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10月のタイトル花

チシマリンドウ

この作品は秋の礼文島で描いたものです。礼文島の秋は様々なリンドウや実、そして美しい夕日を見ることが出来ます。この時期は観光客がほとんどいない時期で、常宿では宿泊客が一組のみ....つまり私たち以外に泊り客がいない日が1日ありました。その日はオーナー夫妻と4人でまるで家族の様にジンギスカンを食べた事を思い出します。今年の8月24日、礼文島は50年に一度と言われる豪雨にみまわれ、大変な被害を受けました。いつもお世話になっている宿の方は無事でしたが、ホットすると同時に新たな心配事が頭をよぎりました。そう植物たちの事です。直後に伺った話によると西海岸の縦走路や島内の林道は安全の確認がとれるまで立ち入り禁止とのことでした。私が主に描いてきた植物はガレや斜面に生えているものが多く、少し崩れたらなくなってしまう植物ばかりです。毎年礼文島に行くと、普通に崩れ落ちているところもあり、そして今回の豪雨....来年、花達は美しい命を見せてくれるでしょうか。チシマリンドウの小さな小さな花を見ながら、まだ見ぬ花畑に思いをはせています。

画:「チシマリンドウとマイヅルソウ」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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9月のタイトル花

オキナワスズメウリ

初めてこのオキナワスズメウリに出会ったのは、20年程前に個展でいただいたフラワーアレンジでした。あまりに可愛いので翌年、とっておいた種を蒔くと沢山生えてきました。その後は毎年父が種を更新しておりましたが....そう言えばここ1,2年見ていないな....無くなってしまったのかもしれません。

夏を迎えるとまず雄花を咲かせ、その後に雌花が咲き始めます。そして完全に雌花が終わるまで雄花は受粉のため頑張って咲き続けているようです。

オキナワスズメウリ、リュウキュウカラスウリの名の通り、南方のカラスウリですが、意外と寒さに強くクリスマスの頃まで実をきれいにつけています。クリスマスリースのアレンジ用に差し上げたこともありました。

ボタニカル・アート作品にする際のコツは、まず構図にあります。オキナワスズメウリは雌雄異花の植物ですから、科学的に描きたい方は必ず両方の花を描きましょう。もう少しアート的に描きたい方は自由に伸びる美しい蔓を自在に配置して、若い緑色の実から赤への変化を表現してみてはどうでしょうか?
ゴウヤと同じくらいプランターで簡単に育つ植物ですのでぜひ育てて描いてみて下さい。

画:「オキナワスズメウリ(リュウキュウカラスウリ)」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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8月のタイトル花

キキョウ

以前テレビを見ていたら、海外で日本の切り花が人気で、とりわけ青い花(リンドウやキキョウ)が人気と言っていました。海外ではあまり青い花が無いそうです。私にとっても青い花は、特別な気がします。青い鳥、青いポピー、青いバラ、青はどうして幸福や夢の象徴となるのでしょうか?そのルーツを私は知らないけれど、青い花を見ると確かに幸せな気持ちになります。

キキョウの花は、秋の七草のひとつであることから、涼しくなってから咲くイメージがありますが、最近は7月の声を聞くと、花屋の店先にポット苗が並び始めます。地植えにしてしまえば毎年楽しめます。

ボタニカル・アートとして描くコツは、デッサンより彩色にあります。まず、葉や花の色を作る時は、いつもより思い切って青い絵の具を混ぜてみましょう。そして葉を彩色するときは、ともかく淡い絵の具で丹念に塗り重ねます。そうすると青白く繊細な葉の雰囲気が出るはずです。キキョウの花は一足先に秋の涼風を運んでくれることでしょう。

画:「キキョウ達」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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7月のタイトル花

レブンウスユキソウ

レブンウスユキソウ
大好きな歌に「荒涼」という歌があります。ユーミンが若い頃に書いた歌です。この歌を聞くと礼文島の海を思います。人工的な音がせず、静かな礼文島の海。
聞こえるのは、小さな漁船のエンジンの音と風の音です。

礼文ウスユキソウは礼文島の西側の海岸線に多く見られます。海岸線と言っても、砂地のゆるやかな浜とかではなく、断崖の岩場に強風に耐えながら可憐な花を咲かせます。グランドカバーとして生えている、コケモモやガンコウランの深い青緑色の上に咲く姿は、夜空に浮かぶ小さな星のようです。

図鑑によっては、エゾウスユキソウと礼文ウスユキソウが同じ表記をされていますが、私の中では大きく違います。実際に礼文島を歩いていると2種類のウスユキソウがあるように感じます。1種類は少し草丈が高く、時に大株になり葉は細く薄べったい感じで、花も散漫な形をしています。もう1種は草丈が低く、株立ちせず、葉はうぶ毛でふっくらしていて花も肉厚な印象を受けます。私の中では、こちらの種類が礼文ウスユキソウなのだろうと思っています。

礼文、そして7月....ウスユキソウの季節がめぐってきました。
荒涼とした海を望む断崖に風雪に耐え抜いた白い星たちが浮かびます。
それは自然が織りなすまぼろしか、シンキロウのようです。

画:「レブンウスユキソウ」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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6月のタイトル花

アジサイ

「雨音」ハイドランジア 種名:不明
私はよく自分のボタニカルアート作品に作品名をつけます。通常のボタニカルアート作品の場合は、その植物の和名や学名を表記するだけですが、何かその他に特別なメッセージがある時は別に作品名をつけています。その際、植物名と誤解されないように「かぎかっこ」をつけるようにしています。

そして今月は「雨音」です。
この作品は始め手前の1本のアジサイだけが描かれていました。私が連載を担当している「ボタニカルアーティスト~季節の花を描く」のために描き下ろしたものです。その後、その雑誌の表紙のために背景を描き加え、秋の日本ボタニカルアート協会展で発表しました。その際この作品について色々な方のご意見をいただき、絵の不思議と奥深さを再認識しました。

私は絵を描く時いつも絵では表現できない何かを見る人に感じてもらいたいと思って描いています。「花の薫り」「風の音」「過ぎてゆく時間」などです。

そしてこの作品は「雨」がテーマでした。雨に濡れるアジサイをみると、憂鬱な雨の日に学校の教室用にアジサイの花束を抱えていった幼い日の事を思い出します。子供の頃、あまり身体が丈夫でなく、雨の日は学校へも、もちろん遊びに出掛けることもなく家にいるのが好きでした。それでも雨の日は大好きで、家の中から雨の音を聞きながら外を眺め、ぼんやり空想に耽るのは、私にとって至福のひとときだったように想います。

そんな気持ちを思い出しながら描いたこの作品ですが、見る方によっては色々な受け取りかたがあったようです。
●全てが室外で、降りしきる雨の中の風景と受けとめていた方。
●1本は室内で、外の雨に降られているアジサイと対比していると受けとめた方。
●レースのカーテン越しに庭のアジサイと生けたアジサイを描いていると思った方

どれもすべて正解です。
以前、小田急百貨店で行われる日本ボタニカルアート協会展用のパンフレットで「一遍の美しい小説になりたい」という随想文を書いたことがあります。種名不明のアジサイを描く意味.....それは私の幼い頃の想い出を伝えると言う意味で描き始めましたがそれぞれの心の中にあるアジサイが1枚の絵を色々に見せてくれたようです。絵画とは本来そうあるべきで...そうあって良いのでしょう。
ある意味、正解も不正解もないのかもしれません。

画:「雨音」ハイドランジア 種名:不明 吉田桂子
文:吉田桂子
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5月のタイトル花

リンゴ

リンゴ
リンゴの花には青空が似合います。このリンゴのボタニカル・アートは10年以上前に川崎市にある観光梨園で描かせて頂いたものです。

きっかけは知人の知り合いに、小さなリンゴの実を頂いた事でした。あまりに可愛いので花を描きたいとその方にお願いしたところ、梨園に様子を見に行って下さいました。その時はまだ春先で、硬いつぼみのついた枝を頂きました。枝は咲く時を待ち、一生懸命に水を吸い上げている様でした。そしてその後、開花時期をみはからって梨園に向かったのです。

梨園の隅の方にこの木はありました。地面に横たわる様にして生え、生きているのが不思議なくらいでした。それでも木は生命力にあふれて、小さく可愛い花を沢山咲かせていました。リンゴの木は台風に弱いので関東の果樹園ではあまり植えないのだと言うお話でした。種名を伺うと「オトメリンゴ」と教えて下さいました。色々調べましたが、「オトメ」という品種はありませんでした。有名な「アルプス乙女」という品種がありますが、小さなフジのような感じで、少し違う気がしました。「青森乙女(ミニフジ)」という品種がとても似ているのですが、産出年度が合わない気がしますし.....今となってはルーツはわかりません。

あれから10年以上時がたち、最近仕事で最寄駅を電車で通過するようになりました。晴れた日には車窓から青空を見上げて、あの横たわったリンゴの木は今でも花を咲かせているのだろうかと思いだしています。

画:リンゴ 吉田桂子
文:吉田桂子
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4月のタイトル花

タカネスミレ

タカネスミレ
私はスミレ科のパンジーの絵をよく描きます。パンジーは花色、花型が豊富ですが、特に濃色の紫色が入ったものやフリルが入り、ゴージャスな形をしているものが大好きで、黄色いパンジーはなんとなく平凡なような気がしてしまいます。しかし、原種系のスミレを見る時は、何故か気持ちが変わってしまいます。

我が家の庭には野生化したスミレが色々あり、春になると可憐な花を咲かせます。タチツボスミレ、オトメスミレ、ヒゴスミレ、パルマータや帰化系と思われるスミレなどなどです。考えてみると、ほとんどの花が白×青紫の花ばかり....

そのせいなのか、山野草店でこのタカネスミレを見つけた時、心が強く動きました。そうそう....私のフィールド礼文島でも、キバナノコマノツメが見られるエリアがあります。山から浸み出した雪解け水が、小川になった川のほとりには、サクラソウモドキ等の美しい花々が咲き乱れ、うっそうとした草むらの中に小さな黄色い花を咲かせるキバナノコマノツメを見つけた時の、あの独特の気持ちは忘れられません。まさしくその時と同じ気持ちがタカネスミレに対しても起きました。

よく色彩心理で黄色は「自己顕示欲の色」と言われますが、日本の黄スミレ類の黄色は何か人の心を虜にする魔力があるのかもしれません....
それとも私のただの無いものねだりなのでしょうか....

画:タカネスミレ 吉田桂子
文:吉田桂子
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3月のタイトル花

アネモネ

アネモネはキンポウゲ科の花ですから2月~3月にかけて咲くはずですが、ボタニカル・アートを習い始めた20数年前は私にとって師走の花でした。
クリスマスを迎え、慌ただしくなると、花屋の店先に色とりどりのアネモネの切り花が並びました。最近はポット苗でアネモネを入手することも可能になりましたが、描こうと思うと根生葉がギッシリの鉢植えはなかなか難しいものです。初めて描く方は切り花で描くことをお勧め致します。なるべく開いていないものを購入しましょう。アネモネは水上げが良いので、必ず開きますから、その方が長く楽しめます。切り花で描くことができるアネモネですが、1つ難しい点があります。それは「自分の目線、視点の表現」です。これは言葉通りの意味もありますが、「自分らしさ」と言う意味でもあります。ボタニカル・アートを描く上ではその植物によって必ず描かなくてはならない情報があります。アネモネで言えば(今回は切り花で描く場合の話なので根生葉は外します)花弁、メシベ、オシベ、花柄、苞葉です。この要素がすべて見える視点はあまりありません。ですから、正確に描こうとすると、どうしても皆さん同じような位置から見た絵になってしまいます。この作品は色や本数を増やし、構図で変化をつけましたが、やはり「自分らしさ」を出すのは大変難しい事でした。今度はぜひ、鉢植えの物を描いてみたいと思っています。
*我が家にはアネモネの原種が植えてあります。キクザキイチゲによく似た花で、だいたいニリンソウが咲き始める2月~3月頃にスミレの花達と一緒に咲きます。
画:アネモネ 吉田桂子
文:吉田桂子
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2月のタイトル花

ミツマタ

ミツマタはジンチョウゲ科の植物ですが、常緑のジンチョウゲとは違い、冬が来て枝先に小さな花芽をつけはじめると落葉してしまいます。春が近づくと、枝先に白毛でおおわれた花序をボンボリのように咲かせます。
我家のミツマタは、もともと鉢植えでしたが、横浜の実家に戻ってから庭に下してあげました。株を大きくしてしまうと、花が小さくなってしまうので、孫生えはなるべく少なくしています。取り除いた孫生えは根が出て丈夫なので、鉢植えにして増やしています。
この作品はミツマタの枝を切って室内で描きましたが、あまりの臭さに大変な目にあいました。皆さんは水彩紙のアルシェを使われた事はあるでしょうか?学生の頃、初めてこの世界で一番高級と言われている水彩紙を使った時、私はビックリしました。「小春日和に畑の脇を歩いた時のような....」「動物園のような...」独特の臭いがしたからです。そうです。勘の良い方はもうお分かりですね。いわゆる「肥しくさい」のです。話をミツマタに戻します。ミツマタは現在も日本の紙幣の原料として使われており、古くからコウゾと共に和紙の原材料として使われてきました。そう、つまりアルシェと同じ臭いがミツマタの花から漂ってくるのです。しかも、我家の子供たちはすご~く強力なアルシェの臭いです。そしてそんな事とはつゆ知らず、可愛いミツマタの花を描き始めた私は大参事に見舞われました。人一倍嗅覚が良い私には、まさしく拷問でした。でもその臭いのおかげで、デッサンにも彩色にも最高の集中力とスピード感を持って挑むことができました。悩むことなく描いた作品は、良い作品になることが多いのですが、この作品はミツマタの香りの思い出と共に私にとって印象深い良い作品となりました。
画:ミツマタ 吉田桂子
文:吉田桂子
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1月のタイトル花

光琳を想う

この作品は、尾形光琳へのオマージュのつもりで描きました。
今でいうところのアートディレクターでありデザイナーでもあった
彼にどうしても自分を重ねてしまいます。ここに描かれているスイセンの多くはバタフライ咲きと言われる、大輪品種です。10年近くかけて少しづつ入手しながら作品を描いてゆきました。
描いていくうちに、"ぽっと"光琳の燕子花図を想っていました。
「誰かに影響されない人はいない」と良く言いますが、気が付けば光琳に導かれて描いていたような気がします。地面近くにあるスイセンのハカマを描いているうちにどうしても雲文を描きたくなりました。グラフィカルな作品にしたいという構図上の狙いもありましたが、見る人によっては、地面になったり,光になったり、空気になったりと変化の楽しめる作品にしたいという意図もありました。ボタニカルアートとしては異例の表現ではありますが、ひとつひとつの種名を画面には書いてあります。あくまでもボタニカル・アート作品のひとつであるという私の小さなアピールです。
画:「光琳を想う」吉田桂子
文:吉田桂子
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