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冬のスケッチより

冬のスケッチより

画像の説明
にはかにも立ち止まり
二つの耳に二つの手をあて
電線のうなりを聞きすます。

そのとき桐の木みなたちあがり
星なきそらにいのりたり。

みなみ風なのに
こんなにするどくはりがねを鳴らすのは
どこかで空で
氷のかけらをくぐって来たのにちがひない

瀬川橋と朝日橋との間のどてで
このあけがた
ちぎれるばかりに叫んでいた、
電信ばしら。

風つめたくて
北上も、とぎれとぎれに流れたり
みなみぞら

キリ(桐、学名: Paulownia tomentosa)は、ゴマノハグサ科の落葉高木です。高さは10mほどで、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつけます。
冬枯れの野原にすっくと立つ桐の木々がまるで祈る様に見えたのでしょうか。風の季節がやってきました。

宮澤賢治 詩・冬のスケッチ
wikipedia~キリ

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