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日本植物誌~マルキンカン

日本植物誌~マルキンカン

マルキンカン

キンカン(金柑)は、ミカン科キンカン属 (Fortunella) の常緑低木の総称です。別名キンキツ(金橘)とも呼ばれます。中国南部からマレー半島にいたる地域に自生します。日本には安土桃山時代に渡来したと言われています。広東省や香港では、旧正月を迎える際に柑橘類の鉢植えを飾ることが欠かせません。カール・ツンベルクによりミカン属に分類されましたが、シーボルトにより、Citrus japonicaの学名を与えられました。その後、1915年にウォルター・テニスン・スウィングル(英語版)により新属として分割され、ヨーロッパに紹介したロバート・フォーチュンヘの献名として新たな学名を与えられました。キンカン属にはマルミキンカン(丸実金柑)・マルキンカン(丸金柑)・ヒメタチバナ(姫橘) Fortunella japonica、ナガミキンカン(長実金柑) Fortunella margaritaなど4-6種類が属しますが、日本植物誌に描かれている植物画はマルキンカンです。
シーボルトの覚書にはマルキンカンの木の特徴や開花・結実の時期、果実調理法、栽培の適地などに百科事典のように詳しく記述されているそうです。寒さが増す晩秋から冬にかけて実る橙色の果実は、まるで灯りがともるようで気持ちをほっとさせられます。そんなキンカンをシーボルトはヨーロッパに移入させたかったのかもしれません。

植物画:マルキンカン 京都電子図書館
参考図書:シーボルト 日本植物誌 大場秀章監修・解説
wikipedia~キンカン

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