今日の歳時花~柊の花
2014.11.29
カテゴリ:花の歳時記
今日の歳時花~柊の花
ヒイラギ(柊・疼木・柊木、学名: Osmanthus heterophyllus)は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。和名の由来は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)ことからこの名が付いたと言われています。樹高は4-8mになり、葉は対生し、楕円形から卵状長楕円形、革質で光沢があり、縁には先が鋭い刺となった鋭鋸歯があります。また、老樹になると葉の刺は次第に少なくなり、葉は丸くなってしまいます。花期は11-12月で、葉腋に白色の小花がむがらり咲き、同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香があります。花のあとには黒い玉のような実をつけます。クリスマス飾りに使う赤い実をつける「ヒイラギ」は「柊黐」というモチノキ科の別種の木です。初冬のころ、葉影にひっそりと咲く姿が可憐な季語の花です。
参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ヒイラギ
富安 風生(とみやす ふうせい、1885年(明治18年)4月16日 - 1979年(昭和54年)2月22日)は、日本の官僚、俳人。本名は謙次。