今日の歳時花~十薬
今日の歳時花~十薬
ドクダミ(蕺草、学名:Houttuynia cordata)はドクダミ科ドクダミ属の多年草ことです。十薬というのは、十種の薬を合わせたような薬効があるからといい、日本薬局方にも収録されています。「ドクダミ」というのは、毒を矯めるという意味で、毒下し、はれ物、化膿、創傷などの服用したりして用いられます。湿気のある、住宅周辺や道ばたなどに自生し、葉や茎に独特の強い臭気があります。開花期は5~7月頃で、4枚の白い花びらのように見える苞の中心に、穂状に伸びた部分に小さい黄色い花が集まって咲きます。薬用につかわれたので多くの異名があり、之布岐(シブキ)蕺菜、蕺菜の花、蕺耳根、中国語と同様の魚腥草(腥の意味は「生臭い」)などと呼ばれることもあります。雑草扱いされることが多いですが、ハート形の葉の中に開く、真っ白な十字形の苞がすがすがしい季語の花です。
参考資料:新歳時記 平井照敏編
美しい季語の花 金子兜太監修
wikipedia~ドクダミ
福田 蓼汀(ふくだ りょうてい、1905年(明治38年)9月10日 - 1988年(昭和61年)1月18日)は日本の俳人、登山家。本名は福田幹雄(みきお)。山口県萩町(現在の萩市)生まれ。父は陸軍中将の福田彦助。
東北帝国大学法文学部法科在学中に学友の勧めで高浜虚子門に入った。また、山口青邨の「夏草」にも所属し、1940年には「ホトトギス」同人、虚子が指導する「九羊会」の一員となった。この時に川端茅舎、松本たかし、中村草田男らと交流を深める。
1948年には自ら「山火」を創刊してその主宰となるほか、橋本鷄二の「年輪」、野見山朱鳥の「菜殻火」、波多野爽波の「青」と共同で四誌連合会を結成し、その世話役を務めた。また、1939年の八ヶ岳登山を皮切りに、日本各地の山々を踏破し、山岳俳人の第一人者として名を高めた。