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ソラマメのベッド

ソラマメのベッド

ソラマメ

スーパーや青果店の店先にソラマメが並ぶ季節になりました。莢が空に向かってつくことから「空豆」、または蚕を飼う初夏に食べ、さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」という字があてられたと言われています。ソラマメ(蚕豆、空豆、英: Broad bean または Fava bean、学名 Vicia faba)は、マメ科の一年草または越年草で、地中海、西南アジアが原産地とする説と、大粒種はアルジェリア周辺、小粒種はカスピ海南岸が原産地であるとする二源説もあります。古くから世界各地で栽培され、日本へは8世紀ごろ渡来したと推測され、インド僧・菩提仙那が渡日し、行基に贈ったのが始まりともいわれています。日本における主な産地は九州の鹿児島が全国の4分の1以上を作っている他、千葉、茨城など。そのほかにも全国各地で栽培されています。

ソラマメは莢を割ってみると中がふかふかのベットのようになっています。これは莢の一番内側の内果皮が発達してマメを包み保護しているのですが、この部分はマメが幼いうちはふわふわと柔らかく、マメが成長するにしたがってだんだん固くなっていきます。それが固くなる時期はマメの種類によって違います。エダマメ(ダイズ)やグリーンピース(エンドウ)などは、莢やマメがまだ緑色のうちに固くなってしまいますが、ソラマメはマメが大きくなって茹でて食べられるようになってもふかふかのままです。しかし完熟して乾燥すると、ベットも固くなります。

ところで、このベッドは何から作られているのでしょうか?皆さん、ワタ(アオイ科)の種子の毛をご存じですよね。ワタの毛は種子の周りに繊維状の細長い細胞(繊維細胞)が成長して出来たものですが、ソラマメのベットも同様で、「セルロース」という繊維で出来ています。つまり私たちが繊維製品である布団や敷布に寝ているのと同様、まさしくベットと呼べるのです。

このようにベットで守られて大事に育ったソラマメですが、
栄養も満点です。ソラマメの栄養成分と効用をみていきましょう。

スープ

●植物性タンパク質
豆類については大豆に代表されるように、植物性タンパク質を豊富に含んでいます。
●カリウム
ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。
●ミネラル
マグネシウム、リン、鉄などのミネラル分を豊富に含みます。マグネシウムは血圧を調整する働きや、骨の成分でもあり、イライラの解消にも効果があると言われています。
●ビタミンB群
消化液の分泌を促すビタミンB1や粘膜を作るビタミンB2、そして血行を良くしたり、エネルギーの代謝を促すナイアシンなどのビタミンB群が豊富です。
●ビタミンC
風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

すべての栄養を摂るには薄皮ごと食べるのが一番ですので、ポタージュスープにして初夏の風味を楽しんではいかがでしょうか?
作り方は簡単です。ソラマメ2袋分を莢を割って豆を取り出し、皮をむいて薄切りにしたタマネギ半分、ジャガイモ1個と鍋にいれ、材料がひたひたになるぐらいの水でやわらかくなるまで茹で、粗熱をとったらミキサーでペースト状にし、好みの濃度になるよう牛乳でのばして出来上がりです。カロリーが気になる方は豆乳でのばしてもおいしく召し上がれます。

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