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2015年タイトル花

2015年タイトル花

12月のタイトル花

スマイラックスベリー

「イタリアンベリー」と言って花屋で売られていたこの植物。この名前は日本でつけられた名前らしく、実はベリー→イチゴ→バラ科ではなく、ユリ科シオデ属の植物で、サリトリイバラの仲間でスマイラックスベリーと言うのだそうです。でもやっぱり、ベリーではないのにベリー....赤いとついついこの名前をつけたくなってしまうのでしょうね。花屋さんいわく、実がしぼんでいたり、腐っていたり、葉がついていなかったりと、非常に不安定な植物だそうです。私が描いたこの個体は大変美しい個体でした。花屋の店先で初めて見つけたとき、「家に連れて帰って描く!!」とすぐに思ってしまいました。
あれから何年たったでしょう....
イタリアンベリー....ちがった、スマイラックスベリーに出合うことはありません。最近は苗でも入手が可能になってきたようです。またあの美しい実に出合ったら「もう一度描いてみたい」と思う数少ない植物の一つです。
早い物ですね、もう12月です。
ステキなクリスマス&年の瀬をお迎えくださいませ。

画:「スマイラックスベリー」吉田 桂子
文:吉田 桂子
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11月のタイトル花

アザレア

アザレアを描く
日本園芸協会さんの協会誌、BOTANICAL ARTISTに植物画を描き方の連載を持つようになってから、なるべく多くの人が知っている植物を描くようになりました。このアザレアもその一つです。正直あまり好きではなく、仕事でなければ描かない植物だったと思います。でも不思議なことに描いていると好きになってしまいます。皆さんもそんな経験はありませんか?

観察を重ねるごとに「ああ、こんな形をしていたの~」とか「うわっつこんな所にも毛が生えていた...」等々、沢山の発見をしていきます。とっつきの悪い人でもつきあってみたらステキな人だった、なんてこともありますよね。人間と一緒で植物も良く知ると好きになってしまうようです。

私が描いたこのアレザアは八重咲きの花ですが、よく観察していると、ツツジ科の植物らしく5数性の花被が2段重ねになっている様な形をしています。八重化しても植物はただなんとなくではなく、数学的に幾何学的に美しく成り立っているのです。子供の頃、私は数学と美術が得意な少女でした、ボタニカルアートにたどり着いた事は、偶然ではなく必然だったのかもしれません。

画:「アザレア」吉田 桂子
文:吉田 桂子
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10月のタイトル花

シュウメイギク

シュウメイギク
この作品は「花の百名山」という書籍のために描きおろしたものです。
当時ボタニカルアート協会のメンバーで描けるものを手分けして描きました。シュウメイギクと言えば白やピンクの丸弁の品種を思い浮かべる方も多いようですが、このキク咲きのものを貴船菊と呼んでいるようで、もともと中国から京都の貴船山に根付いて帰化植物となったようです。

ご存知の方も多いかと思いますが、シュウメイギクは菊と呼ばれていますが、菊ではなく、アネモネの仲間です。そうそう、クリスマスローズもアネモネの仲間ですが、魚の名前で「~ダイ」が多いのと同じで、見た目で実際の品種とは異なる名前がついている植物はたくさんあります。

さてこの珍しいシュウメイギクはいつからか我が家におります。
以前近所にお住いのお茶の先生が、よく珍しい植物をお持ち下さったようなので、その折に我が家にやって来たのかも知れません。自宅の建て替えで大分失ってしまい、本当に小さな小さな苗が数株残りました。また、昔のように大輪の花を咲かせることができると良いのですが...

そうそう、初めにお話ししたように、出版物用に描いたため、当然締切をあせってこの作品を描いたのですが、作品が出来上がってびっくり!なんと裏紙に描いてしまったのです。しかも表側には赤花のトケイソウの大作がデッサンしてありました...結局トケイソウは途中のままです。一枚の紙を二枚にする良い方法はないものでしょうか...

画:「シュウメイギク」吉田 桂子
文:吉田 桂子
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9月のタイトル花

エアープランツ

Tillandsia cacticola ティランジア カクティコラ
英)エアープランツ
今から十数年程前、銀座のデパートでティランジアを購入しました。
当時は高価な印象があったティランジアですが、ワゴンセールで¥1000の文字を見つけ、ひとつの美しい個体を選びました。いそいそとレジに向かい、支払いをしようとすると、店員に「5000円になります」と言われびっくり!でもすでに欲しいモードに入っていましたので、そのまま支払いを済ませ、確認の為にワゴンの所へ戻りました。¥1000と書かれた横には小さな「~」が....アクシデントはあったものの無事に家に持ち帰り、この作品が出来ました。

ティランジアは葉のデッサンが難しいのはもちろんの事、彩色にも大変苦心しました。産毛が生えたように青白く、色を淡くしてしまうと放射状に広げた葉の質量が表現出来ません。その為まずは淡いブルーグリーンで丹念に葉を彩色して、現物の濃度に絵の具を重ねたら更に無彩色(黒が入ったような影の色)で陰影を追っていきました。花は細長い花柄を伸ばし、絵にするには少しバランスがとりにくい形をしていましたので、花柄を途中で切った様な構図にして、画面の中央に変な空間が出来ない様に工夫しました。
当時ティランジア図鑑(ティランジア・ハンドブック)を購入したりして色々とティランジアを調べました。乱獲で数を減らしていると当時は聞きましたが今はどうでしょうか...この美しい植物が増えている事を願わずにはいられません。

画:「ティランジア カクティコラ」吉田 桂子
文:吉田 桂子
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8月のタイトル花

ダリア

ダリア
この作品を見て「おや?」と思った方はとても記憶力の良い方ですね。
そう、この作品は2013年の9月のタイトル花の完成作品です。前回の作品は、ボタニカルアーティスト「季節の花の描く」のために描いたものです。連載の中では、花の描き方を中心に説明をしましたので三品種のダリアの花に焦点を当てて描いています。しかしその後、小田急百貨店で毎年行われている「日本ボタニカルアート展」の為に加筆をしています。手前下の三品種は剪花でした。そのため葉が少ない構図でさみしく、人工的な印象になっていました。その点を改善するために、後方に葉や蕾がついているダリアを加えることにしました。

当時、鉢植えのダリアを探して数軒の花屋を回りました。花屋さんは露地物が咲き始める前に売るので、実際の季節よりも早め早めに出回ります。ですからこの時、花屋の端の方へ追いやられているダリアを発見!し購入したのです。今回のチャンスを逃すと描けなくなる可能性がありましたので保険をかけて少し多めに色々なダリアを購入して帰り、後でどれを描くか決める事にしました。

こんな時「せっかく買ったから...」と言って無理に描いてはいけません。よくお教室でも「いただいたから...」と言ってあわてて描いている方がいらっしゃいます。でもやはりあわてて無理に描いてもなかなか良い作品には仕上がりません。私もこの時、構図に合わないダリアは見て楽しんで終了。植物に感謝の気持ちがあれば無理に作品にしなくても良いのではないでしょうか。

ダリア制作の話に戻りましょう。すでに描かれているダリアの花に何色の花を加えると良いのか...余白を眺め、そこに描かれている事を想像して加える花を選びました。いつも彩色は奥からと言っていますが、こういう場合は例外です。ただ失敗は出来ないので前に描いてあるところに絵の具がはみだしたりしないように注意して彩色することを心がけて下さい。

画:「ダリア」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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7月のタイトル花

ユリ ルレープ

ユリ ‘ルレープ‘
私は単子葉類、とりわけユリ科にの植物が大好きです。もちろん描くのも見るのもです。子供の頃、誕生日が近づくと庭には山ユリ、ピンクのカノコツリ、オニユリなど私の背の丈ほどある、色とりどりのユリの花が咲いていました。秋の掘り上げをしなかったせいなのか、気が付くとカノコユリと山ユリはなくなっていました。でも、オニユリだけはずっと庭にいます。オニユリとコオニユリの大きな違いはムカゴ(球芽)が出来るか出来ないかだと言われています。そのムカゴのせいなのか、庭中の色々なところから芽を出します。初めは細長いしっかりとした青緑色の葉を1枚だけだし、花をつけることなく数年を過ごします。そして何年か時がたち、そこにオニユリがあった事を忘れた頃に花を咲かせます。まるで「私の事を忘れないで」と主張しているようです。

さて、この作品は’ルレープ’という品種です。オトメユリのような美しい独特のピンク色をしています。この様な中間トーンもしくはもっと淡いピンクの花を描く際は彩色手順が大切です。美しいピンクにこだわるならまずはピンクで彩色して程よい濃度まできたら、立体感を表現するために、影の色に切り換えます。ただこの「程よい濃度」が結構難しく、うっかり夢中になって彩色してしまうと濃厚なピンクになってしまいます。ですからやめ時が心配な方は、初めに白いユリだと思って陰影をつけて、その後にピンクを淡く淡く重ねていくとやさしいピンクの花になるでしょう。しかしこの場合は影の色を付け過ぎて汚さない様に気を付けないといけません。

よくボタニカル・アートのお教室で「簡単に描ける花は何ですか?」と質問を受けます。でも全て簡単な花は無いようです。そして「描く作業が楽な花」と「描くのが簡単な花」は違うようです。応おうにして「作業が大変な花ほど描くのが簡単な花」のように思います。

画:「ユリ ’ルレープ‘」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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西洋シャクナゲ

6月のタイトル花

セイヨウシャクナゲ

西洋シャクナゲ
この作品は第29回日本ボタニカルアート展で発表した作品です。この年、恩師である佐藤広喜画伯の後を継いで日本ボタニカルアート協会に入会しました。この年は新人の顔見せということで、この西洋シャクナゲとブルーポピーの2作品を発表。当時の事は遠い昔のようにも、昨日の事のようにも思いだされます。

この西洋シャクナゲを描いたきっかけは、佐藤先生のご自宅に伺った時に見せて頂いた一冊の本でした。それは植物学者でありキューガーデンの絵師でもあったジョセフ・ダルトン・フッカーがシッキムで描いたロードデンドロンの作品集(もちろんオリジナル)です。つややかなピンクや赤のインクが色褪せることなく残っており、前ページに色がうつってしまうのでは?と心配になるほどインクが輝いていました。床に座り込み大きな画集を1ページ1ページ丹念に広げながら楽しそうに本を見ていると「また今度、ゆっくり見にいらっしゃい」とやさしくおっしゃった先生の声を思い出します。いまとなってはかなう事はありませんが.....

想いの沢山つまったこの作品ですが、フッカーのように美しいピンクを出すのに苦労しました。最近国産絵の具メーカーでもピンクや紫の色が充実してきましたが、以前は入手が難しく、外国産の水彩絵の具を使って色を出していました。この西洋シャクナゲは咲き始めると少し色がぬけ淡いピンクに変化する品種でした。ピンクを塗り過ぎないように淡く淡く黒で陰影をつけた後、更に淡く淡く慎重にピンクを彩色しています。

画:「西洋シャクナゲ」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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5月のタイトル花

クマガイソウ

クマガイソウ
クマガイソウが我が家にやってきたのは、もう30年程前になります。出会いは、家族で伊豆の河津温泉へ1泊で出掛けた帰りに寄ったお蕎麦屋さんでした。お蕎麦屋さんの店内にさりげなく置かれていた鉢植えに咲くクマガイソウを見た母がその可憐で美しい姿に心奪われ、店の御主人にお願いして譲り受けてきたのです。庭に移植した2株のクマガイソウはその後順調に増え5月に連休頃になると毎年花を咲かせました。その頃を描いたのがこの一枚です。あれから時が流れ、少しづつ株が少なくなり、今年はようやく3株葉を出すところまで成長しましたが、花をつけるのは至りません。特に環境が変わったわけではないのですが、植物にとっては人間には感じない変化があったのかもしれません。先日、庭の手入れをお手伝い頂いた知り合いのガーデナーの方にこの話をすると「クマガイソウを増やす事よりこれはこれとして何か近縁種の植物を植えたらどうですか?たとえばアツモリソウとか」と言われました。我が家の庭で源平合戦を見ることが出来るのも面白かもしれません。

画:「クマガイソウ」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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4月のタイトル花

ブーケ

ブーケ
春になると庭には小さな花達が沢山咲き乱れます。色々な花を少しづつ摘んでは小さなガラス瓶に活けて、私が悦に入っているとその様子を見た私のパートナーが「そういう可愛いのを描いたら良いのに....」と言いました。
「そっか!!」私の中ではすでに見て楽しむだけのつもりでしたが、その一言のおかげで描いて楽しむことが出来ました。

ブーケを描くのが得意でいつも何かのブーケを描いています。最近は単一種のブーケを描く事が多くなりましたが、やはり色々な花を入れ込んだブーケの方が断然可愛く仕上がります。私のように全てを活けてから描くのは難しいので、絵の中で花を活けていく気持ちでいるとうまく描けます。

まず、すごく好きな花をひとつ正面の少し下側に描きます。次に画面上方の空間上では奥に準主役となる花をふたつくらい描きます。そして最後に隙間を埋めるように小さい花や葉を描きます。この手順で小さめの植物で描けばどなたでも可愛いブーケを描く事が出来るでしょう。

春がくる毎にタチツボスミレやヒゴスミレ等、原種系のスミレの小さな小さなブーケを描いてみたいと思っています。スミレの砂糖漬けのラベルのような可愛い感じにするつもりです。今年もスミレの季節が来てしまいました。スミレのブーケは来年以降のお楽しみになりそうです。

画:「ブーケ」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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3月のタイトル花

ラナンキュラス

ラナンキュラス
この花に初めて出会ったのは植物そのものではなく、絵画だったように思います。ヨーロッパのアンティークショップで出会ったその花は見た事もないほど美しく、オールドローズの様な花なのに草花のような柔らかい葉をつけ、幾重にも重なった花弁が優雅にふくらんでいました。何の作品だったかのかは良く覚えていませんが、感動した気持ちは良く覚えています。

この作品は始めて銀座で開催した個展で発表した作品です。丁度オーバル形に株がまとまり描くにはうってつけの個体でしたが、花はふちが赤く色がさしていて彩色は逆に難しい個体でもありました。根気よくデッサンをし、彩色にとりかかったのですが、まずは心の中で「この花は真っ白な花」と思いながら彩色をしました。縁取りの赤い色に騙され、先に彩色してしまうと一枚一枚の花弁の重なりの影が付けにくくなってしまいます。なのでまずは白い花として花弁の重なりや花のボリューム感を表現した後に縁の赤い色をさしていきました。葉も根生葉や苞葉が複雑に入り組んでいたので基本通り、奥にある葉から塗り始めていきました。

最近、基本の大切さを実感しています。もちろん以前から基本が大切であると理解していましたが、心から理解出来ていなかったように思います。ほぼ半世紀生き、最近は同世代の人と永遠のお別れが時々起る様になってきました。そんな時、本当に色々な事を思い、考えます。年をとる重さに失望する事もありますが、年をとらないと気づかなかった沢山の事もあります。そんな中でいつも思うのは「シンプルである事」です。「シンプル」と言う言葉には色々な意味と使い方がありますが絵も人生も全く同じ様です。

画:「ラナンキュラス」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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2月のタイトル花

プリムラ

プリムラと言えばポリアンサ、ジュリアン、オーリキュラetc...色々ありますが、「こんな西洋名のものはわからない!」と言う方も「サクラソウ」と聞けば「プリムラ類」がどんな感じの花か分かる事でしょう。

昔、デザイナーをしていた頃、北イタリアのコモ湖畔の町で良く仕事をしていました。早春にコモを訪れると、車の窓から気になる植物を良く見つけました。遠くに見える林縁に、まるでフキノトウのように、いいえもっと鮮やかな黄緑色の花を中心にたずさえた植物が寒さに耐え、地面に張り付くように咲いていました。仕事中と言うこともあり、車を降りて植物に近づく事は許されませんでしたが、あれは間違いなくプリムラポリアンサの原種でした。いつか必ずイタリアに行って、あの美しい春を見届けたいと思っています。

最近花屋の店先にはプリムラジュリアンと名前のついた、なんとなくポリアンサに見える花を良く見かけます。交雑が激しく、特徴が分かりにくい園芸品種ですが、一応、花が根生すればジュリアン、根生しないのがポリアンサと思っていれば良いようです。ただポリアンサを矮小性にして、ジュリアンと言って販売されている場合もありますので

①花と花の間を覗いて白っぽい物が見える。
②花が固まってついており、中心が蕾で周りが咲いている。
③花に対してひとつづつ苞が付いている。
この3つの条件に当てはまる場合は、ジュリアンで無い事もありますのでご注意ください。

ところで「サクラソウ」という名前ですが、どうしてそのような名前がついたのか?その由来は不勉強にして知りません。もちろん花がサクラの形をしているから...この程度の想像はつきます。しかし、きっと昔の野山にはサクラを愛でる前から可憐なサクラソウは咲いていたはず...「ユキワリソウ」という花は国や地方によって違う花であるという文章を読んだことがあります。ひょっとしたらサクラソウは「サクラソウ」と呼ばれる前からもっと別の名前があったのかもしれません。

画:「プリムラ ポリアンサ」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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1月のタイトル花

センリョウ

我が家の庭にはセンリョウが沢山あります。庭のあちらこちらからまるで雑草のごとく生えてきます。他にも冬の季節にはピラカンサやナンテン、オモトにマンリョウと赤い実をつける植物が沢山あります。庭にやってくる小鳥たちを観察していると、ピラカンサやナンテンは彼らに食べられてすぐに無くなってしまうのに、センリョウはかなり遅くまで残っており、そのうちパラパラと実が地面に落ちている様です。きっとそのせいであちらこちらから芽が出てくるのでしょう。

この作品はボタニカル・アーティストの「季節の花を描く」と言う連載のために描いた作品で、オーソドックスな赤い実を描いていますが、実は個人的には黄色い実のセンリョウが大好きです。当然我が家の庭には沢山あります。連載に描かなかった理由は、黄色い花や実の表現が難しいからです。

黄色は明度が高く、透明水彩だと力強さがなかなか出ない色です。そこでイエローオーカーや茶系の色で無理やり陰影をつけてしまうと、黄色が「濁って」きたならしくなってしまいます。ですから的確なデッサンと彩色の技術が身についていないと難しい題材と言えます。これは白い花も同じです。

じつは黄色い実のセンリョウの絵はデッサンは仕上がっています。いつか気持ちの落ち着いているときにイッキに仕上げるつもりです。完成するのを楽しみにしていて下さい。

画:「センリョウ」 吉田 桂子
文:吉田 桂子
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