夢の島熱帯植物館 2015年3月20日
夢の島熱帯植物館 2015年3月20日
春分の候も過ぎ、桜の開花の便りも待ち遠しい季節になりました。
花が少ない冬の時期や長雨のため、外で植物物を観察できない時期など、皆さんはどうしているでしょうか?そんな時に活用したいのが温室のある植物園です。今回は東京都のコミ埋め立て処分地に整備された夢の島公園に設けられた夢の島熱帯植物園をご紹介致します。
夢の島熱帯植物館では、3つある温室の暖房や館内の冷暖房、給湯などに
必要な莫大なエネルギーを新江東清掃工場から送られてくる高温水でまかなっています。3つあるとはいえ、コンパクトな温室内は植生毎に近縁種を固めて植えることでその育成環境を分かり易く伝えてくれています。
この考え方はご自分でガーデニングをなさるときにも非常に参考になります。例えば日陰を好む植物には木陰が出来るように大きな木を植えたり、また高い空中湿度を好む植物のために滝を作るなど、その植物の原産地の環境を再現することこそ、その植物を育てる最適な条件だからです。
3つの温室を簡単にご案内すると、Aドームは水性シダと水辺の景観、Bドームはヤシと人里の景観、Cドームは小笠原の植物とオウギバショウになります。
熱帯の植物はエキゾチックながら、その華やかな彩の中に、どこかノスタルジックな哀愁を秘めています。ゴーギャン、ルソー、田中一村など数多くの画家たちがその魅力に惹かれ数多くの名作を残しました。
そんな熱帯の植物を手軽に観察できる夢の島熱帯植物館に皆さんも一度足を運んでみられたらいかがでしょうか。
アクセス、開館時間、開花情報、イベント情報など詳細情報はこちら
夢の島熱帯植物館ウェブサイトでご確認下さい。
夢の島熱帯植物館の様子を動画にまとめました。