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ボタニカルアートとは

ボタニカルアートとは

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吉田桂子先生のボタニカルアート作品がグッズになりました。
ご興味のある方はどうぞご覧ください。

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Botanical art salon The goods shop

博物画であると同時に芸術的な美を目指すアートのこと”

一般的にはボタニカルイラストレーションが科学的に
ボタニカルアートが芸術的に描かれていて、
前者は「種」の説明で後者は「個」の説明の絵であるとか言われています。
しかし私の目指すボタニカルアートは美術館で鑑賞され尚且つ学術書の
表紙を飾る事の出来るものです。それは
植物学的な知識と芸術的な技術が融合して出来るサイエンスアートです。
                            画家:吉田桂子

ボタニカルアートの応用

ボタニカルアートと言う言葉の解釈は大分広いものになってきています。
私自身も「使用目的によって自由に描いても良いのでは?」と思う事があります。もともとボタニカルアートは写真の代用であり、世界中の珍しい植物の記録と紹介がはじまりでした。ですから現在も目的を同じくする図鑑やコンクール用の作品は形態の特徴をしっかり描いたものでなくてはいけません。
しかし、ちょっと寝室に、キッチンに飾る小さな作品が描きたい!なんてありますよね?そんな時は少し楽しく自由に描いても良いのではないでしょうか。
私はルドゥーテと同じく、ブーケやバラを描くのも大好きです。
花や葉の形は正確に描く、季節はひとつにまとめる...などのルールを決めて、ただ好き勝手に描くのではなく、あくまでも創作的なボタニカルアートとして描きます。そうすると「一般的な花絵」とは違ったしっかりとした作品に仕上がります。今回は我が家で毎年作るイチゴジャムのラベル作りをご紹介したいと思います。

イチゴを描く

イチゴ

このイチゴは10年ほど前に植物画教室の生徒さんから頂いたものです。
残念ながら品種はわかりませんが、花柄を立ち上げて実をつけるその姿は、まるでワイルドストロベリーのようでもあります。しかし実そのものの形はワイルドストロベリーとは違い、実にめりこむ様にできる種子はこのイチゴがいわゆる「オランダイチゴ」に近いものではと感じています。さて味のほうですが、実は
このイチゴは生食にはあまりむいていません。酸味が強く、水分が少なめに感じます。しかし、小さな実を一株からたわわにつけますので、ジャムにはもってこいです。そして何よりも凄いのはジャムにするとレモンも入れないのに砂糖だけで真っ赤に仕上がるところです。イチゴの形が残るように、少しゆるめに作ってヨーグルトのソース用に作ると絶品です。


作画方法

まず、今回はラベルにすることを前提に描きましたので、実際の株元などは描かず、株の右側の葉と実を描き、ラベルにしやすい構図にしました。その代わりというわけではありませんが、三出の葉やうぶ毛、実の付いた柄につく小苞など、植物学的な要素はなるべく正確に描きました。
作画の過程を動画でご覧下さい。




出来上がりイメージ

画像の説明


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