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パレットのお掃除3つの理由

パレットのお掃除3つの理由

皆さんはパレットをどれくらいの頻度でお掃除しますか?
絵を描くごとに神経質に掃除をしている方はいませんか?
私の場合は3つの理由にあてはまら無い限りパレットをきれいになる事はありません。今回はその「3つの理由」についてお話ししようと思います。

パレットをお掃除する3つの理由について

私はパレットのお掃除の事を「リフォーム」と呼んでいます。
リフォームと言えば皆さん「お家のリフォーム」を思い出しますよね?
お家のリフォームの良い所は住みながら家をきれいにすることが出来る点です。そうなんです。私のパレットのお掃除はこの「リフォーム」という言葉がピッタリな方法なんです。つまり、全部きれいに絵の具を洗い落とすのではなく使いながらお掃除=リフォームをするというやりかたです。では早速ご紹介しましょう。

プチリフォーム~部分的に色を差し替える方法

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パレットは最低でも一枚の絵が仕上がるまでは洗いません。葉や花の色は一枚の絵が描き上がるまで必ずパレットに残っている状態にします。影の色にニュアンスを作ったり、思わぬアクシデント(今回は具体的には説明しませんが...)に見舞われた際に作画に使用した色が必要になる事があるからです。あまりにも汚れて、ピンクや黄色などを出すスペースが無くなった時は、部分的に水をたらしてそこだけ拭き取ります。まさしく「プチリフォーム」

色相環を作画動作に合わせて作る

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今回、私がパレットをリフォームしようとしたのはこの「色相環を作画動作に合わせて作る」という理由によります。現在私は連載等の作品制作ではなるべく色数を減らして、皆さんに分かり易く彩色方法を説明するよう心がけています。そのため、10代の頃から使っているパレットの色数を減らし、色相環の配列に合わせて絵の具を配置するようにパレットをリフォームしようと思ったわけです。

まずこのパレットは24色用でしたので、白と黒は入れないことにしました。
そして色相環は言葉通り色が円状につながっているので、どの12色を上の段にどの12色を下の段にするか考えます。私の場合は右側の方に寒色系を左側に暖色系をまとめてすることにしました。ご自分の使いやすい様に区切る事が大切です。色を混ぜるのが苦手な方は上下に暖色と寒色に分けるのが良いでしょう。

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さてでは具体的な方法を説明していきましょう。
作画をしながら少しづつ行う場合は、まず少なくなったマスから部分的にきれいにしていきます。水差しで水をたらし、タタキ筆や状態が悪くなり絵を描くことの出来なくなった筆で絵の具を溶かしてティッシュで拭き取ります。そしてドミノ式に色を移動していくのですが、三すくみの様になり一度に3色ぐらいを入れ替えます。水を少々加えて柔らかくした絵の具をパレットまたは梅皿などに一時的に移しておき、きれいに拭き掃除したら新しい場所に絵の具を戻します。私の場合は油絵で使うペインティングナイフを絵の具の移動に使っています。こうしてこまめに少しずつ手を入れてパレットを作り直していきます。

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絵の具の劣化に気づいたらリフォームする

パレットで絵の具を混ぜていて「今までと違う?」と気が付くことがありませんか?絵の具の混ざりが悪かったり、ざらつきが気になる様でしたらひょっとすると絵の具が古くなって劣化しているのかもしれません。

そんな時は思い切って全部洗ってしまいます。ある意味リフォームでなくて建て替えですね。この場合はお湯でしっかりとパレット全体をふやかして何度も何度も洗います。前の色が残らない様にきれいになるまで洗います。そしてチューブから新しい絵の具を出しましょう。

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30年以上私と共に歩んできたパレットです。ホーローの様な重たいパレットですが、噛みあわせも良く混色した時の絵の具の伸びが抜群です。大切に使うと長持ちするのでまだプラスチック製のパレットをご使用の方はぜひお試し下さい。その他に軽量金属製の持ち運びに便利なパレットも最近はあります。ただ蝶番の噛みあわせが悪い物もありますので購入する時は良く確認してから購入する事をお勧めします。

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